今まで 何度も 書きましたが
へらぶなは プランクトンを食べるため 泳層は水面近くで 群れをなして 回遊しています。
そこへ
釣り人が エサを打ち そのエサに一番近い 群れの一匹が たまたま 見つけると
群れのへらも 同じように エサに近づきます。
そして、
小ベラの場合だと 沈んでいく エサを 追って 下へ 下へ 下がります。
1本追うヘラブナは 2〜3本の棚まで 追うと 聞きました。
しかし、
大型の 群れは 近づいても 棚下がりしません
その 大型でも
尺半〜47p のへらが 棚に入ってきたとき
たまたま 50上のへらが 近づくと おびえて 少し 下がります。
へら釣りでブルーギルやワダカがたくさん邪魔して ウキが 動きっぱなしになっても
へらが来ると 逃げて ウキが 静かになるのと 同じです。
そこで
50上のへらは まわりの 散らかったエサを 吸っても 糸のついた エサは食わない
また、
縦糸を 嫌うので 糸ズレも 起こさない
だからタナを 少し 下げたとき
ウキが 動けば 尺半〜47p 位の へらぶな だと 判断するわけです。
だから
糸の動くところは 50上 ではない
ウキが 動かないから 50上 が 来ている
と 考えるのです。
しかし、
以前にも 書きましたが
「ウキの動かない へら釣り」 ほど 楽しくない へら釣りは 無いと思います。
へら釣りを 経験した人ならば 誰も 同じです。
アタリが なければ アタリのある タナを 探す
アタリが あれば 合わせる
それは 当然のこと
しかし、
今までお話しした 大塚池の場合 でも
初めの池で 竿を 出して、 へらが素直な 池でも
Kさんが 50上 を釣った後
友人が同じ場所に 入っても 尺半は 入れ食いしても 50上 は 釣れない
つまり
この アタリがない 場所を 打ち続けることが 出来ないから
すぐ タナを 下げて アタリを 取るから
47pは 釣れても 50上 は 絶対 釣れない訳です。
はい、そうなんです。
それは
「音を立てない」 と 同じように
これも そうそう まねの出来る事ではありません。
それでは
どうして 釣れるのか
その50上を釣るときの アタリは
糸ズレもない しかし へらは 居る
「いきなり ツン」
なのです。
Kさんの釣り方は トントン と ただ、 エサを 打ち続けるだけ
例えば 状況に 応じて
50回 外すケエサを 打つと 次 5回は 食わせエサ
また、
100回 打って 次の 10回は
と いう風に
それが
打ち始めて 6時間以上は 勝負しなければ と、申しました。
しかし、
これって 面白くない へら釣り ですね。
しかし、そのうち返しの中にも
あおり 糸ふけ など ウキへの 反応は あるわけです。
また、
Kさんが 思うに
ヘラブナは 寄って来て また、去っていき また、絶対に 来る
そして、大型だから簡単な釣れないのは 当たり前
でも
3時間後でも 釣れる時がある
しかし やっぱり なかなか、食わない
しかし、きっと 来ている 食わないだけ
と
その 考え方で 打ち続けられたからこそ
50上 を 100枚以上 釣れたのだと
また、
逆に言えば その考えで 釣れたからこそ
何時間も アタリなしを 打ち続けられるのだと 思います。
さて、
ハタキの時 50上 を 釣られた方は たぶん
「ウキは 動いたよ」 と 言われると思います。
ハタキの時は ハタキに最中のへらは エサを食いませんが
後から かまえているへらは 食い気があります。
エサを 追ってきます。
また、草の中に 入ってくるわけですが、
その 道糸の縦糸を へらぶなは そこに 立っている草だと 感じて 糸ズレを 起こすのだと
以前
浮き草の根が水中に 下がっている横で釣ると 引っかかりやすいが
道糸を警戒されなくて 釣れる と 言われ 釣ったことがあります。
また、
以前にも 書きましたように
ウキの 連動した動きが あたかも 一匹のヘラブナの動きに見えるが
釣れたへらぶなの 糸連れではなく
いっしょに 入ってくる ヘラブナが 糸に触ったとも考えられる訳です。
しかし、ここで
それでは アタリのないところで 打ち続ければ 良いのか
いえいえ そんなに 簡単なものではありません
その 打つ エサにも きまり があります。
これは 次回に
「50上は ウキが動かない」
今まで Kさんの 「こうして 50上のへらを 釣りました」を 書く中
その 釣り方は は
ハタキ前の 静かなときが チャンス
50上がいて 今まで 誰も 竿を出していない釣り場を 見つけて 誰よりも先に 釣る。
音をたてない
に加えて 次の ウキが 動かない の お話です。