「 浮く エサ 」
24年2月26日

すみませんが 

今日は 50上の釣りの話 ではありませんが  Kさんの 
尺半以下の 日頃の釣りの お話を 聞いて下さい。

場所は 例えば ダム  昼間の釣り の お話 とします。

入る場所は 可能ならば 浅場 1本半〜2本の所 

Kさんの 釣りの基本は 「宙釣り」です。

ヘラ台を 設定し エサを練り ます。

尺半 以下の 釣りでは あまり 物音は 気にしていません。

しかし なるべく 物音はたてない は、いつもの 事

エサは マッシュ 

マッシュボール 一杯 作ります。 最初 たくさん 打ち込む 予定です。

竿を振り エサを 一定の場所に 打ちますが なるべく 音をたてないように 「置く」 感じ です。

そうすると エサは 水面で ハリから外れます。

と 言うより
 外します。

だから 仕掛けを セットした 棚は 1本 位 ですが、

最初から 釣る気はないので ただの 棚 です。 

さて、

マッシュを 軽く練っていますので エサは 打ったところに プカプカ 浮きます。

知らない人が みれば 打ちそこない と 思うでしょうね。

その エサの 配合は と 聞きたくなりますが

Kさんは 「何でも いいよ」と 申します。

つまり、 例えば 繋ぎに軽麩を入れたり 季節で 粘りが 出にくなったら グルテンを

また、 少し 重たくしようと 思えば 例えば 赤ベラ など 使いますが

基本は マッシュで 後は 自分の手で 練りぐあいで 

柔くも 堅くも 開かせるも 持たせるのも どうにでも なります。

だから  Kさんの エサの配合を聞いても 意味がないわけです。

また、

Kさん ハリスは 35p〜40p位  段差は 8p 位

竿を振り始めると

左の手の中には いつも 2個 の 丸められた エサが ころころと 転がされています。

そして、 ハリに エサを付けるとき

右手で 2つのハリスの上の方をいっしょに 握り 2個のヘラバリを 左手の中へ 入れ

左手だけで 2個のハリに 2個のエサ を付けます。

そのエサが 2p でも 5o でも だから 右手は いつも、きれいです。

エサを つけて 打ち また、つけて打つ その リズム を 大切にしています。

それで  左手で 二つのエサを いっしょに つけるために

段差は 8p 以上にも 以下 にも  しない訳です。

だから 両手で つける オカユ うどん などでは ほとんど 釣りません。

エサを 打ち始めると エサは 外れる

そして、左手で 2個のエサをつける

だから 当然ながら 誰よりも 打ち返し が はやく なります。

そして、誰よりも Kさんの ウキの下には エサがたくさん 散らかっている と思います。

そうすると ヘラブナは もともと、 水面近い所を 泳いでいます。

その へらぶなの 永層を マッシュが 漂うから  遠くからのヘラブナが エサを 見つけやすく

そこに エサが 漂うから ヘラブナが その場所から 離れない と 思います。

ヘラブナが 近寄ると 糸が 動き ウキに 変化が でます。

ウキが 動くのが 誰よりも はやいです。

(誰よりとは あくまで 釣り仲間の中で です。)

浮いたえさでも しばらくすると 沈んでいきます。

その えさを 食いの良い ヘラブナが 見つけると   下へ下へ と エサを 追いかけます。

だから 底近くにエサが 貯まるし  追っかけてきた 食いの良い へら だからこそ  

釣れだすと 安定して ヘラが 釣れることになります。

しかし、ここで、 はやいアタリをとり 釣れば せっかく よってきたヘラを 驚かせて

逃げていきます。

だから はやいアタリを 合わせません。 

へらが 釣れなくても その 合わせたときの音 糸の動き だけでも

へらは 反応して 散っていきます。

さて、それでは Kさんは 次に どうするのか

下に どんどん ヘラを 下げます。

時には 棚を 下げて ウキが 動くのを見て ヘラが居ることを 確かめます。

勿論 釣りません 確かめるだけ

そうすると 下に へらが 貯まって 上の ヘラが 安心して  その場を 離れなくなります。 

エサを 食べます。

それで 初めて ハリに エサを 押さえて 外れない エサをつけます。

食わせるために 少し 追わせます。

尺半以下のへらは エサが大きくても 吸い込みます。

そして、 開くエサのときは ハリだけ 吸い込み 大きな ツン アタリがでます。

また、臨機応変 で、逆に 軟らかく練った 小さいエサで 釣ることもあります。

粘りがあるので 大きなアタリが でます。

へらぶなが 食い渋ったときや いても 反応しなくなったとき 

そんな時 エサの落ちる速度

追わせる長さ エサの大きさ エサの柔さ など 変えるだけで 釣れる事もある

それは どなたも 経験されていることだと 思います。

そして 上から 上から へらを 一匹 一匹 釣り上げます。

下に いる へらは 上で 釣りあげられているのを 気づかず 何時までも 逃げません。

そこで 上が 釣れなくなったら 少しずつ 下げながら ヘラを釣っていくわけです。

それでも  勿論 途中 ヘラブナの 気が変わって 群れが 離れていく 時も あります。

それは 自然に生きている へらぶな なので 当然のこと

しかし、 また、違う 群れがきます。 

この動作は 特に 難しく 考えることではなく

釣り場に入り バラケエサを打つと 段々 ヘラが寄ってきて

ウキが 動きだし 
食いの良いへらが 追ってきて 釣れる 

自然に そうなっているようです。

さて、それでは 50上 の話になると 全く 違います。

大型のヘラブナは 普段は 棚下がりしません

強いて言えば 散らかったエサは 食べていますが

糸からぶら下がった エサは 食わない

また、 大きなエサも 違和感が あって 寄ってきません

へらぶなは 測線で糸を 感じるので 糸ズレ も 起こしません。

それでは 如何にするのか。